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(7) 伊良湖水道航路における航行管制について

現在の伊良湖水道の航路管制に関しては「航路入航/待機時間の見直し」、「管制対象船型の見直し」、「弾力的な運用」、「漁船への対応」、「通航方式」、「小型船、外国船等への対応」「交信方法の見直し」等に関する意見が寄せられた。

現状で特に問題ないとする意見(10)もあるが、それぞれの意見について多かった回答の要点を以下に示す。(括弧内は回答数、総数は204)

■航路入航/待機時間の見直しに関する意見(50)

・入航時間の間隔を短縮してほしい。たとえば、同航10分、反航35分。

・巨大船の入航予定時刻変更が多く、自船の入航調整に苦慮している。

・巨大船の入航が優先され、連続すると、航路外待機が長時間となる。

■管制対象船型に関する意見(26)

・最近の船舶の大型化および将来の展望等から、たとえば、巨大船を250m以上、準巨大船を200〜250mとし、管制船をミニマイズしてほしい。

・航路幅が狭いので、準巨大船もある程度管制する必要がある。

■弾力的な運用に関する意見(24)

・現場付近の状況を考慮した臨機応変な対応をお願いしたい。

・柔軟性、弾力性、応用力がない。

■漁船への対応に関する意見(19)

・航路内における漁船・遊漁船等の無謀な操業を規制、取り締まって欲しい。

・漁船等に対して、航路内航行水域確保について指導願いたい。

■通航方式に関する意見(16)

・巨大船と準巨大船の行会いを認めてほしい。

・一部の特別巨大船(深喫水VLCC等)の通航時以外は準巨大船の往復通航が可能と考える。北航・南航レーンの設定を望む。

■小型船、外国船等への対応に関する意見(9)

・準巨大船以下の小型船についても強力な指導を求める。

・外国籍船舶は強制水先にすべきである。

■交信方法の見直しに関する意見(8)

・名古屋保安経由でなく直接伊良湖航路管制官と交信できるようにしてほしい。

 

 

 

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