(3) 船型別構成
日本寄港タンカー(ケミカルタンカーを含む。)を船型別に航海数及び船舶数に分けて集計し、表2.2-15及び図2.2-16に示す。
これをみると、最も多いタンカーの船型は航海数では3,000〜9,999GTのタンカーであり、船舶数でみると10,000〜29,999GTのタンカーであり、航海数、船舶数ともに全船舶の場合と同様であった。ちなみにナホトカ号は13,157GTであった。
累積比率でみると、30,000GT未満のタンカーが、航海数で全体の72.8%、船舶数で68.4%占めているが、全船舶の場合(航海数で76.8%、船舶数で73.1%。)より幾分その割合が小さくなっている。
1隻あたりの航海数でみると、全体の平均では1隻あたり13.1航海しており、船型別では、1,000〜2,999GTのタンカーが20.0航海と最も航海数が多い。
500〜999GTのタンカーは全船舶の同船型の11.6航海より多くなっているが、他の船型では2〜5航海程度航海数が小さく、タンカー全体でも全船舶の16.4航海より約3航海少なくなっている。
また、全船舶の揚合と同様、船型が大型化するにつれ航海数が減少する傾向がある。