“人工呼吸と心臓マッサージを体験しました”
グラビアの花形として売り出し、あっという間にテレビのバラエティー番組の人気者になった山田まりやさんが、このところ次々とドラマに出演している。
NHK朝の連続テレビ小説「ずずらん」(月−土曜前八:一五)。このドラマでヒロイン常盤萌(遠野凪子)の友人、池田しのを演じているのが山田さんだ。萌を生涯支える重要な女性だ。
今年は「ニュースキャスター霞涼子」(テレビ朝日)に、レギュラー出演、テレビ局でアルバイトとして働く典型的な今風の女の子役だった。NHK大河ドラマ「元禄繚乱」では、なんと遊女役。色っぽい着物姿でポーズを取り、「初めての時代劇。バカ殿にならないかと心配した」そうだが、なかなかの艶姿だった。そして日本テレビ、火曜サスペンス劇場の人気シリーズ「女監察医室生亜季子」では、監察医亜季子(浜木綿子)が働らく病院の看護婦役。二五作も続いているこのシリーズに今年からレギュラー入りした。
「看護婦の制服は私に似合わないのではないかと気になりました。完成された作品の中に、途中から入っていくのは難かしいです」と言いながらも、甲斐甲斐しく医療現場を飛び回わっていた。
平成七年、「ミス・ヤングマガジン」に選ばれ、グラビアデビューした。その後、巨乳タレントとしてバラエティーに数多く出演。「ウルトラマンダイナ」(TBSテレビ)では、地球の平和を守るスーパーGUTSの隊員ミドリカワ・マイ役で活躍した。「これが初めての本格的ドラマでした。小学生の弟が私を見て大喜こびでした」
昨年は東京・上野のデパートで行われた東京消防庁主催の救急フェアで一日救急隊長を務めた。「人形を使っての人工呼吸と心臓マッサージを体験しました。実際にやってみて、かなり自信がつきました」。集まった人たちに心肺そ生法の習得を呼びかけていた。それが「女監察医室生亜季子」の看護婦役にも生かされている。何事も経験しておくといつか役立つものだ。
(インタビュー・編集部)