★自主防災訓練 !
大地震等の大規模災害が発生した場合を想定して向洋台団地自主防災会と消防団・署合同での訓練を行った。マグニチュード七・五と推定される地震が管内を襲ったのは午前八時五五分、各常会単位(自治会の小単位)で避難が始まり、給食給水訓練、家庭から持ってきた消火器、バケツ等での初期消火訓練、さらに煙体験から応急手当等の救護訓練と真剣に取り組む住民の防火・防災に対する姿勢は、災害に強い団地作りを一致団結して目指している。
★住民に対する応急手当の普及 !
平成一〇年四月高規格救急車による運用が開始され、救命率の向上に向けた体制づくりに力をいれている。しかし、救急隊が現場に到着するまでの空白の時間をいかに埋めていくかが問題であるため、住民に対する応急手当の普及啓発として普通救命講習を行っている。現在までに、多くの住民が受講し、全住民が正しい応急手当の知識と技術を習得されることが、救命率の向上につながるものと考えている。
★体力・気力の充実 !
平成二年から毎年皇居内濠周回歩道コースにおいて開催される消防本部対抗駅伝競争大会に参加し、日頃積み重ねた体力錬成の成果を余すことなく発揮し、第二回大会では八位、第四回大会では一〇位と上位の成績を納めるとともに、県内で開催される各種スポーツ大会に積極的に参加し、常に上位入賞を果している。
★創意工夫 !
金沢英雄消防長は、消防職員としての心構えについて、近年の厳しい社会情勢において、住民サービスの低下を起こさないよう絶えず自分に厳しく行動し、そして住民に信頼される消防職員となるよう、常に創意工夫を重ね業務に携わって欲しいと毎月の通常点検時に訓辞しているという。
また、業務においては、少数であるがゆえ専従化できない難しい問題もあるが、固定化せず、次を育てるジョブローテーションを常に考え、現場と本部の士気を高める組織の充実強化を図ることが、我々幹部の努めでもあると力強く語られた。
(小澤純)