(4) 対策手段
1]デリバリーを厳密に行う
・信頼できる(輸送実績のある)輸送業者を起用する。
・配送先の住所、電話は最新の情報を把握する。
・受取人は運送契約にある本人であるか確認する。
・トラックの駐車場は厳重にガードされているところを選ぶ。
・運転手は2名乗車させ、1人はロシア語が理解できること。
・車載電話があること。
2]輸送ルートの選択
フィンランド経由、サンクトペテルブルク経由、EUメインポートからの陸上輸送 等の輸送が想定されるがフィンランド経由を選択する。
このような状況からロシアにおける盗難、事故リスクはきわめて高いものと判断されており、世界各国の保険会社はロイズも含めて、ロシア向け貨物に対しては厳重な引受け体制を採っており、保険手配は不可能という事態も起こっている。