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1 高齢者のための施設

 

フランスの高齢者のための施設は、保健施設(1970年および1991年病院法)と社会施設(1975年6月30日法)の2つに分類される。主要な施設となっているのは、保健施設では「長期医療ケア機関」、社会施設ないし医療社会施設では「老人ホーム」と「集合住宅」である7)。認可を受ける高齢者施設の滞在費は、県議会が料金の上限を定めている。

 

図表10:高齢者のための主な福祉サービス

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(1) 保健施設

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長期医療ケア機関は、法律上では保健施設(病院)として扱われるが、実際には医療社会施設と同様に、医療費と滞在費を分離した利用料金規定が適用されている。そのために、長期医療ケア機関は高度な医療ケアを行う老人ホームのような機能を果たしているが、実際には生活の場というよりは治療の場である要素が強い。

 

 

 

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