20年後には、フランスの総人口に占める65歳以上人口の割合は、20〜30%になるとみられている
フランス人にとっての理想的な子どもの数
国立統計経済研究所(INSEE)と国立人口問題研究所(INED)は、15歳から45歳の男女2,600人を対象として、フランス人が理想とする子どもの数に関する人口研究アンケート調査を行った(1998年)。
持ちたい子どもの数を問う質問には、半数近い回答者は2人、4割の回答者は3人と答えている。平均すると、フランス人家庭にとっての理想的な子ども数は2.6人となる。しかし「一般的な」理想ではなく、「自分にとって」理想的な子どもの数は何人がという質問には、2子モデルが過半数となり(53%)となり、全体として理想的な子どもの数の平均は2.3人となる。
研究者によれば、1950年〜1965年に生まれた女性は平均2.1人の子どもを持つであろうと予測されており、この数値は15年前から変化していない。しかし1965年以降に生まれた女性が持つ子どもの平均数は2.23人程度とみられている。ちなみに上記のアンケート調査では、この年代の女性は2.21人の子どもを望んでいる。
