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広報・企画グループ

 

産能短期大学の学生さんの実習報告集が届きました。

 

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当財団では昨年10月26日〜11月1日、本年2月1日〜7日の延べ14日間にわたって産能短期大学(東京都世田谷区)のNPOインターンシップ制度に協力し2名の学生の実習を受け入れました。

この制度は、同短期大学の学生がNPOやボランティア団体で実務を実習するという制度であり、学生がボランティア活動の第1歩を踏み出すきっかけづくりとすることと、NPOもビジネス教育を生かす一つの場であるという学校側の考えから1998年より採り入れられています。

実習生は、佐藤心美さんと堀内恵さん。いずれも経営情報処理専攻社会情報コースの学生さんです。実習期間中は、全日組織づくり支援グループにてリーダー研修会の準備、研修会当日の運営サポートを主に担当していただきました。

この実習報告集が届けられましたので、お二人の感想の一部を要約してご紹介します。

(八谷悦子)

 

佐藤心美さんの感想より

 

「研修会のリーダーの方たちの熱意には、久しぶりに感動を覚えました。みなさん、朝は朝食の時から夜は一日のことがすべて終わって寝る前まで、どんな時、場所でも構わず自分たちの団体が抱えている問題を話し合っていらっしゃいました。最初はそれにはすごく驚きましたが、それほどたくさんの問題を抱えているのだなとも思いました。時には、話していて思わず涙が出てきてしまう方などもいました。私はそういった方々を見ていてその方たちの少しでもお力になることができればいいなと思いました。それほどみなさんは私にとって影響力がありました」

 

堀内恵さんの感想より

 

「このボランティアインターンシップで行う仕事は高齢者や障害者の方々と直接かかわる仕事をするのかと思っていました。その仕事も確かにボランティアですが、さわやか福祉財団で行われているボランティアを必要とする人とボランティアをしたいという人をつなげる仕事、ボランティア人口を増やす仕事の大切な縁の下の力持ち的なボランティア活動です。ボランティア活動はいろいろな形があるのだなと思いました」

 

 

思恩忌(しおんき)

 

■思恩忌を執り行いました

東京では7月はお盆の季節。当財団においても生前に財団への温かいご支援をお寄せいただいた故人のみなさまのご恩に改めて感謝し、そのご遺志を再確認させていただく「思恩忌」を7月7日(水)〜9日(金)にかけて執り行いました。

広報スタッフを中心に前日の夕方から夜にかけて準備。祭壇を250本のバラで飾りましたが、今回は力強い助っ人さんが登場。社会参加システム推進グループの蒲田リーダーの奥様である洋子さんは生花アレンジメント(国際いけ花)がプロはだし。ボランティアでお手伝いに駆け付けてくださいました。

 

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蒲田夫人は特養ホームでもボランティアでお花を生けておられます。

 

祭壇の上には昨年同様、「山路基金」「沢村基金」の創設者である故山路鈴子さん、故沢村貞子さんと、財団が任意団体の頃より事務局長として活動を支えてくださった五十嵐純さんの写真額を飾りました。掲げられた故人のみなさまの写真を前に、理事長はじめスタッフそれぞれがご恩を感謝して手を合わせ「新しいふれあい社会」の実現を改めて誓いました。

(八谷悦子)

 

財務グループ

 

財団の活動を支えているのは、主として個人・法人のさわやかパートナーの方々の年会費と篤志の寄付金ですが、財団の活動が世の中に知られてきたゆえか、最近いわゆる「香典返し」を社会福祉に寄付したいと「さわやか」をご指名くださる例が増えてきました。

平成10年度もこのようなお申し出が数件に及び、かなりの金額をご寄付いただきました。

故人のご遺志とご遺族の思いのこもったご寄付だけにありがたさもひとしおで、私どもは許される限り故人のお名前、ご命日はもちろんご生前のご経歴なども伺い記録に残し、ご恩を忘れないように心がけています。

(高野芳夫)

 

 

 

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