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2005年戦略プロジェクト

 

草の根推進プロジェクト

さわやかインストラクターを全国に

 

公的介護保険制度も本年後半にスタンバイしますが、それが円滑に運営されていくようふれあいの部分を担う仲間を全国津々浦々に呼びかけていくことは、まさに正念場を迎えております。

さわやかインストラクターの強化策としては各都道府県に4名程度を配置して、それぞれの地域に見合ったふれあい団体を育成していこうとインストラクター研修を開催してきました。そして所定のカリキュラムであるフォローアップ・実地研修を修了した候補者の中から、この2月7日の東京でのフォローアップ研修会最終日に、新しく第4期生として12名のさわやかインストラクターが誕生しました。

さらには現在研修課程にある候補者が次のカリキュラムを修了するのを待って、これから順次全国各地に誕生してくることを期待しております。さわやかパートナーのみなさまも財団の理念を理解し、誰もが心豊かに暮らしていけるふれあい社会の構築に賛同していただける方をぜひご推薦等、情報をお寄せください。団体を立ち上げた経験のない方でも結構です。

(米山孝平)

 

自治体プロジェクト

自治体での広がり−

 

インストラクター、市民団体の代表らと連携して

 

今年2月半ば、九州の鹿児島県、佐賀県、および東北の秋田県、福島県を地区のインストラクター、市民団体の代表らと回りました。将来が楽しみな動きも出てきています。

 

2月23日 鹿児島県、谷吉インストラクターと同行し、鹿児島市高齢者福祉課松元課長に介護保険とふれあい社会づくりを提案。市民活動支援には前向き。JA鹿児島県中央会・高齢者対策推進事務局米倉調査役より、助け合い活動と介護指定事業につき意見交換。午後は県の社会福祉協議会(以下社協)主催フオーラム「ふれあい社会づくりとボランティア活動」にて講演。

 

2月24日 佐賀県「中原たすけあいの会」平野代表と同行。3月14日の「佐賀さわやか1日研修会」に佐賀県介護保険準備室石倉室長がパネラーとして参加されることとなる。佐賀市介護準備室、JA佐賀中央会も一般参加する。「ふくし生協佐賀」西田代表は平野代表と現地窓口を担当するため、初めてJAを訪問し、情報交換。また西有田町に藤町長、佐藤住民課長を訪ね町役場、社協、町民ふれあいサービス、JAの合同ふれあいプロジェクトの進展状況を聞き意見交換する。

 

2月25日 秋田県、加藤インストラクター、「湯沢あかねの会」丹代表と秋田県介護準備室、秋田市介護準備室を訪問。JA秋田中央会農業地域振興部高橋次長より助け合い、デイサービス等について詳しく説明を受ける。加藤インストラクター「JAは整えられつつある、心を注入したらすばらしくなるのでは」。丹代表「1日勉強になった、3年前に、さわやかの研修会を受けて、秋田で研修会をやりたいと思っていた。それが実現でき、お返しができる」。

 

2月26日 福島県、福島市、JA福島中央会を訪問。午後、福島県社協主催セミナーで、「介護保険とふれあい社会づくり」につき講演。市民、市民団体、社協、JA、企業、組合と多様な方々が参加した。福島県介護保険対策室津田主任主査、地域福祉課小林主査を柴田インストラクターと訪問。柴田インストラクターの地域への熱い思いにふれ、福島での地域活動を望まれ、1日研修会の早期開催の要望を受けた。

(和久井良一)

 

冊子『新たな地域システムづくりへの提言・「住民の幸せのために地方自治体は何をすべきか」−公的介護保険制動に向けて』を作成、全国自治体に発送!

 

全国3300の自治体にあてて財団の提言を盛り込んだ二種類の冊子を4月上旬に発送しました。首長編16ぺージ、職員編40ぺージで提言の骨格は次の4項目です。

1]公的介護保険とあわせて「ふれあいボランティア活動」の展開のすすめ

2]ふれあいボランティアのあるべき姿

3]ふれあいボランティア団体の新設・運営への支援方法

4]自治体内に市民参加型のプロジェクトチームをつくることのすすめ

 

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職員編(左)・首長編(右)

 

 

 

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