そのために、校区にあるボランティア協会へ遊びに行ったり、「ボランティアの集い」「わたぼうしコンサート」などのさまざまな地域のイベントに積極的に参加したりして、ボランティア活動に取り組んでいる人たちとの交流からも多くのことを学んでいます。また、今年は、街のバリアフリーの様子を実際に体験しようと、車イスやアイマスクで電車に乗ってデパートヘ行きました。まだまだ街の中にはバリアがいっぱいだったけど、通りがかりの人や介助をしてくれる友達の「やさしい一言」の重みを実感し、「誰にでもできる思いやりの心。これがボランティアの心なのかも…」と気付きはじめました。
花園小学校の先輩たちが四年間積み上げてきた、地域の中での生きたボランティア活動を全校生に広げ、共生の精神を培うためにも、総合的な学習を核とした教育課程内での活動の充実が今後の課題だと考えています。
街の中のバリアフリー体験。「点字ブロックの上に自転車を置かないようにしたい」、そんな気持ちが自然にわいてきた。
<バリアフリー体験の感想から>
エスカレーターも大きなバリアでした。私は、自分がどうやれば目隠しをしている人をうまく介助できるかを考えました。そして、なるべく次のバリアがどのようなものかを教えてあげたり声をかけてあげたリして、少しでも安心できるようにしました。
バリアをバリアフリーにするには、いろいろな工夫も必要だけど、私たちがちょっと譲ったり、「お手伝いしましょうか?」と声をかけたりすることが大切だと思いました。