また、『ノーマライゼション春祭り』を主催して中高生の合唱、大学生の落語や琴曲、老人クラブの民謡などを通して、世代を超えた交流の機会を設けたり、看護学校や福祉の専門学校生の実習を数多く引き受けて、指導してきた実績がある。
「設立当初より、教育関係者が多数集まったこともありまして、昨今の教育の乱れや学級崩壊などを憂う声が上がりました。で、現在の教育に欠けているのは心の教育ではないかということから、各種の体験により、子供たちに親切な心、やさしい心、思いやりのある心を育ててもらおうと考えたんです。そして、これをきっかけに次代を担う若い世代にも福祉に関心を持ってもらいたいと思いましてね」
恐らく、こうした体験学習などでは、田中さんの元教育者としての経験やノウハウも大いに発揮されていることだろうが、同団体の場合、役員やスタッフに男性が多く参加しているため、この事例に限らず、社会人として長年培った能力が活動のさまざまな場面でうまく生かされているように思える。