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それにつれ、社協や農協、生協などの非営利組織が、この分野での活動に重点を置くようになると期待される。いわゆる有償ボランティアは、報酬色を脱し、実費に限定する方向に進むと予想される。

 

地方分権・民主主義の進展

 

介護保険の保険者が市区町村とされたことで、地方分権は一段と進み、いかに地域住民の満足度(負担する保険料と、提供するサービス内容の双方についての満足度)の高い制度とするかについて、市区町村の競争が行われることになる。住民の意向をよりよく汲み取った首長や地方議員が当選し、住民も、投票結果が現在あるいは将来の生活に直結することを自覚するようになるため、積極的に政治に参加するようになる。

介護のすべて、あるいは主要部分を税でまかなう時は、これらの効果は生まれない。

 

女性の地位の向上

 

北欧諸国は、先進諸国の間では女性の地位が最も高い国のようであるが、そのはじまりは、社会保障制度が充実されるにつれ、女性がまず介護の分野で就業するようになったことにあると思われる。

 

 

 

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