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●専門家に作成を依頼できる

ケアプランは高齢者や家族が自分たちで作っていいことになっている。この場合、作成したケアプランは、必ず市町村に提出しなければならない。

ケアプランの作成を介護支援専門員(ケアマネージャー)という資格を持った専門家に依頼することもできる。「在宅サービスはあなたが自由に選べますよ」と言われても、どうやって選択していいのかわからない人も多いだろう。そんな人たちに介護支援専門員はさまざまなサービス情報を提供してくれ、高齢者や家族の状況、希望などを総合的に把握して一緒にケアプランを立ててくれる。

介護支援専門員に作成を依頼した場合の費用は、介護保険から全額給付されるので利用者の負担はない。ケアプランの作成時に専門家の助言を受けることは、介護保険の加入者の権利と考えていい。

ケアプランを作らずに必要に応じて介護保険の在宅サービスを受けることも可能だ。しかし、この場合はいったん自分で利用料を全額払って領収書を市町村に持って行き9割を払い戻してもらうことになる。施設入所を選んだ人については、施設がケアプランを立ててくれる。なお、ケアプランの内容は定期的に見直すことになっている。

 

 

 

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