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公的介護保険 入門講座 No.18

〈申請の手続きはどうするの?〉

 

●10月1日から受け付け開始

 

介護保険のサービスを利用する場合、「介護が必要か」また「どの程度の介護が必要か」を判定する「要介護認定」を受ける必要がある。この要介護認定の申請受け付けが、いよいよ今年の10月1日から各市町村でスタートする。介護保険がはじまる来年4月になったら、すぐに介護保険のサービスを受けたいと思っている高齢者や家族は、10月になったら早めに申請しておくようにしよう。

申請に必要なものは、申請書と介護保険の被保険者証。ただし、被保険者証は、来年4月直前にならないと65歳以上の人の手元に届かないので、届く以前に申請を希望する人は、自分の心身の状態や家庭状況を簡単に書き込んだ申請書のみを提出すればいい。

申請は、高齢者本人や家族が行うほかに代行も認められている。代行してくれるのは、地域の在宅介護支援センターや訪問看護ステーション、介護保険施設の特別養護老人ホームや老人保健施設など。つまり、高齢者や家族が市役所や町村役場の窓口に出向いて直接申請書を提出しなくても、これらの身近な機関に申請書を出せば代わりに申請してくれる仕組みになっている。申請書も、これらの機関で手に入る。

 

 

 

 

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