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●第二回ボランティアを考える日

平成一〇年十一月七日(土)

 

学区内に住む一人暮らしの老人宅訪問と地域の清掃活動を計画しました。生徒はどちらかを希望し体験します。当日は、雨天のため地域清掃は中止にしボランティア活動に関するビデオ鑑賞をしましたが、老人宅訪問は実施しました。

1]二か月前…実施要項決定、準備開始、2]六週間前…社会福祉協議会・民生委員への協力依頼、訪問名簿作成準備、3]一か月前…お年寄りへの協力依頼、4]三週間前…訪問先名簿決定、5]二週間前…生徒希望調査〜決定、6]一週間前…担当生徒集会、訪問先分担、7]前日…前日集会、最終確認

一人暮らしの老人宅訪問は、平成五年度から生徒会主催のボランティア活動の柱として夏季休業中に実施されてきました。その際には、鉢植えの花をプレゼントに持参しています。生徒会では、そのための資金づくりのためにバザーを主催し多くの保護者のみなさまからのご理解とご協力を得ています。

生徒は初め、うまくお話ができるかという不安を持ちつつ訪問しますが笑顔で帰ってきます。風呂掃除やガラス磨き、買い物等の手伝いを通し、みな人と人とのかかわりの中からすばらしい充実感や満足感を得ています。

 

生徒の感想より

 

お年寄りのお宅に伺った際にお年寄りの方が話してくれた「雲悠々、水潺々(せんせん)」という言葉が心に残りました。大自然のようにとぎれることなく生きるのが人間の理想だというお話でした。

「人様の迷惑になりたくない。結局は自分の人生だから」といったのが印象的で、すごく考えさせられました。普段できないような体験をさせてもらえてよかった。

来年もボランティア活動に出たい。

 

 

 

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