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今月の私の一冊

 

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『「老い」はちっともこわくない』

柏木哲夫著

(日本経済新聞社 本体定価1200円)

 

大阪市 松田房江さん 63歳

1998年度朝日社会福祉賞に輝いた柏木氏の著書をご紹介します。『「老い」はちっともこわくない 笑顔で生きるための妙薬』と副題が追記されており、医療現場医師(現大阪大学人間科学部教授・臨床老年行動学)である著者により、実例を理解しやすくユーモアをもって書かれています。『おいおいと始まる老いに備えれば「老い」はちっともこわくないもの』――前向きに、そして一緒にあははと楽しく過ごすことを、医師自身の生活とあわせて読みやすく書かれています。

 

「人は生きてきたように老いていきます。不平を言いつつ生きてきた人は不平を言いながら老います。生き方が老いを決めるのです。私は感謝型の老いを選びたい。そのためには、今から自分の周囲の人間関係や環境に感謝する習慣をつけていく必要がありそうです。」

(I章「生き方が「老い」決める」より)

 

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