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近隣の地方組織が手をつないで「新しい福祉をデザインする市民の会」

 

三郷と生活圏を同じくする越谷、八潮という埼玉県の東部地域には、九八年五月の八潮を皮切りに相次いで1万人市民委員会が誕生した。この地域は人口構成が若く、現在の高齢化率は七〜八パーセント。しかし、五年後には高齢化率は四ポイント近く上昇するだけに、介護問題への取り組みには積極的だ。

発起人となった人たちは、以前から老母の介護をきっかけに「高齢社会をよくする女性の会」に参加していたり、埼玉の彩福祉グループの不祥事を契機に高齢化問題を勉強してきたりと、介護問題へのかかわりはさまざまだが、介護保険を共通の課題にしようと、九八年一月に「新しい福祉をデザインする市民の会」を結成した。いわば1万人市民委員会の姉妹組織である。呼びかけ人は「1万人市民委員会in越谷」代表の長澤宏さん、副代表の橋本昌子さんと渡邊ヒロコさんだ。

 

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