―官と民の新たな役割分担
「官から民へ。今、時代が要求するキーワードとなるこの言葉の、真に求めるべきところは何なのか? 当然のことながら、疲弊し切った「官」のシステムは変革が急務である。しかし一方で、受け皿となる我々「民」の側でも、万事お上に頼るような甘えの意議は捨て去らなければならない。活発化するNPO(非営利団体)の活動は、そんな市民の「自立」「責任ある実践」の大きな核である。民間の立場から精力的に公共政策を提言し実現に向けて奔走する加藤秀樹さんを迎え、新しい社会の枠組みづくりを語り合っていただいた。