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7.1.6 消火器の種類と用途

 

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7.2 危険物

普通の可燃物よりも、火災の危険性の高い発火性のもの、引火性のもの及び爆発性のものをまとめて危険物と呼んでいる。

危険物には特別の法規があり、災害を防ぐためのいろいろな規則が定められている。

 

7.2.1 爆発性のもの

熱を加えたり、衝撃を与えたり、摩擦することによって発火し、爆発する危ない性質を持つもので、火薬、ダイナマイト等がこれに入る。

化学的に難しい名前のものがいろいろあるが、職場で使われる品物の名前とその表示は覚えておき、それがどんなところで扱われるかを知るように努める。

 

7.2.2 発火性のもの

発火性のものには、赤隣や黄隣のように大気に触れると危険なものや、カーバイトや金属ナトリウムのように水に濡れると危険なものがある。これらのものの取扱いは、その特質をよく理解し、取り扱うことが大切である。

 

7.2.3 引火性のもの

アセチレン、プロパンガス等は引火し易く、空気とある割合で混合すると爆発する性質がある。また、ガソリンやシンナーは、引火し易いだけでなく、爆発し易く、ちょっとした不注意から火災や爆発を起こしている例が多くある。どんなガスや蒸気がどんな割合で空気と混合すると爆発するかを、主な物質をあげて示すと次の表のとおりとなる。

 

 

 

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