ところがデジタルの分野では電気的に扱いやすい0と1の2個の符号のみを使用して数を表すことにする。この方法で表現することを2進法(BINARY)、この方法で表現された数を2進数(Binary Code)という。
2進数を00、01、10、11のように2けたで表すとき……2BIT(ビット)構成
〃 000、001、010、111のように3けたで 〃 ……3BIT構成
と呼ぶことにする。
表3.5からわかるように、nけたの2進数では2n個の数値を表すことができる。
10進数の各けたを独立に2進数で表したものを2進化10進法(BCD: Binary Code Decimal)という。これに対して、2進法を純2進法ということもある。10進数の85の数を2進法とBCDで表したのが表3・6である。10進数を2進法を使って表現する方法は、BCDの他にも3アマリ・コード、3アマリ・グレイ・コードなどの方法があるがここでは省略する。