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表3・4 OR回路 イクスクルージブOR回路

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これからわかるようにイクスクルージブOR回路は、二つの入力が異なる場合に出力は1になる。OR回路と異なるのは全入力が1のときである。そのためのゲート回路(ワイアードORなど)については説明を省略する。

 

3・6・2 フリップフロップ回路

フリップロップ(以下FFと書く)は時間にしたがって動作させる論理が必要な場合に用いられる。

FFは回路的には双安定マルチバイブレータである。すなわち二つの入力端子を持ち、かつ、出力は二つの安定状態を持っている(一つの入力端子に信号が与えられると出力は一つの安定状態になり、別の入力端子に信号が与えられると出力は他の安定な状態となる。これらの入力信号がクロックと呼ばれる時間信号で、FFはこれらのクロックを周期として動作をするわけである。)もので、その動作の様子からTWO SHOT MULTIVIBRATOR又はフリップフロップ(FLIP FLOP)と呼んでいる。

FF回路は入力に対する出力の変化のしかたに数種類あり、使用する目的により使いわける。

フリップフロップの種類(基本的なもの)

R−S フリップフロップ

J−K フリップフロップ

D フリップフロップ

T フリップフロップ

 

 

 

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