TR2のかわりに図3・41に示すように、トランジスタを2個、3個と用い(ダーリントン接続と呼ばれている。)VBの電圧変動を増幅して安定化の効果を増す回路も用いられる。
3・5・3 電源回路設計上の注意
(1) 交流電圧は一般に実効値表示になっているので、正弦波のときは整流された電圧は無負荷時には交流の表示電圧のほぼ1.4倍になっている。
(2) 整流回路においてダイオードが導通状態でないときは、ダイオードにコンデンサの両端の電圧の2倍(ブリッジ形のときは1倍)の逆電圧がかかることになるので、交流電圧に応じてせん頭逆電圧がこの値以上のものを選ぶ。