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(問2)

0.5(海里)は1,852(m)÷2=926(m)であって、0.5(海里)を電波が往復する時間(μs)は、

926(m)/300(m/μs)÷2=926(m)/150(m/μs)=6.17(m/μs)であるから、0.5(海里)間隔の固定距離マーカーは、6.17(μs)毎のパルスである。

また、このために必要な発振周波数は、1(秒)÷6.17(μs)であり、1(秒)は106(μs)であるから、

106÷6.17=162,075=162(kHz)   約 162(kHz)……(答)

 

(問3)

(1) STC回路

海面反射を抑制する役目で、近距離の感度を下げ、距離が遠くなるに従って段々感度が上がるようにしている。その波形は図のようになっていて、中間周波増幅器の感度をこのように変えている。

 

164-1.gif

STC回路

 

(2) FTC回路

雨や雪等からの反射波の映像を消すための回路で、微分回路ともいわれている。ビデオ増幅においてエコーの信号を微分すると、物標の信号のような立ち上がりの鋭い信号は強く現れ、雨や雪のようになだらかな信号は消えることになる。

 

164-2.gif

 

 

 

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