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ロ.防水処理

1]シース切断部の防水処理(例)(図3・57参照)

 

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図3・57

 

2]電線貫通金物の防水処理

暴露部に設置される電線貫通金物は、ケーブルを導入して、締付けグランドを確実に締め付けた後に、右図のように防水パテで後処理を行うこと。(図3・58参照)

 

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図3・58

 

レーダーユニットでは、空中線のケーブル導入部等が代表的な例であって、後処理を忘れたりすると、浸水の危険があるので十分注意すること。

船用隔壁、甲板用電線貫通金物も、上記と同様の処理を行うこと。

がい装ケーブルは暴露部に布設した場合、数年でがい装部がさびによって腐食し、接地効果がなくなってしまう。このため、最近はビニール防食ケーブルが多用されているが、このケーブルでは途中の接地は不可能である。また、もし接地のために防食ビニールの一部を切り取ったりすると、そこからがい装が腐食してしまう。

 

 

 

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