(8) 隔壁・甲板の貫通
防水隔壁・甲板を貫通する箇所には、レーダーメーカー支給品である電線貫通金物(図3・40参照)を使用する。
船体への貫通金物の取付けに当たっては、メーカーの工事用図書にある取付寸法などを示し、造船所にコーミングの取付けを依頼する。
(9) 同軸管の固定
同軸管は、ゴム板など緩衝材を用いて、巻きバンド等で止める。その間隔は、メーカーの工事用図書によるが、1.5mを超えてはならない。
(10) 同軸管の端末処理・接続
同軸管の端末処理と接続については、メーカーの工事用図書の指示に従い施工する。
(11) 保護カバーの取付け
損傷を防ぐため、甲板上の水平部分の同軸管の全長にわたって保護カバーを取付けること。また、垂直部分は、甲板から1.5m以上の高さまでカバーをすること(2mを超える必要はない)。