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(2) 周波数変復調回路

図5・36は周波数変調の原理を示す。この回路はもしC0がなければ一般の反結合発振回路である。いま可変容量C0は信号波に比例して変わりC0 = KvpかつC0<<Cとする。このときこの回路の発振周波数は

 

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となって信号波に比例して変わるから周波数変調波である。C0には電圧によって容量値の変わる可変容量ダイオードあるいはトランジスタ、FETの非線形性を利用したリアクタンストランジスタ回路を用いる。

復調回路はまず周波数変調波の振幅が雑音などの影響で一定でないときは図5・37(a)のように変調波の上下を切り取って振幅を一定にする。この操作を行う回路をリミッタと呼ぶ。普通、外部雑音の影響は変調波の振幅に現れるのでリミッタ操作により雑音の影響を非常に少なくできることが分かる。復調は周波数と出力電圧の関係が図5・37(b)のようなS字特性を持つ回路で行える。ただしf0は変調波の中心周波数で、f0付近の直線性が良くかつ、その範囲が広いほどひずみの少ない復調が行える。

 

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図5・36 FM変調回路の原理

 

 

 

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