コンドルファ始動方式の場合は始動電流及び始動トルクとも全電圧始動の場合の値にタップ値の2乗を乗じた値となる。従って例えばタップ値を65〔%〕とした場合には始動電流、始動トルクとも全電圧始動時の約42〔%〕となる。
従って、リアクトルの始動方式に比較して同じトルクの低下における始動電流の抑制特性は良好であると言うことが出来る。
コンドルファ始動の場合始動電流始動トルクとも全電圧始動の場合の値にタップ値の2乗を乗じた値となる理由は次のとおりである。
コンドルファ始動は前述の通り単巻線変圧器の中間タップを通して電動機にかかる電圧を抑えて始動する方式であるから簡単のために始動時の等価回路を単相で表すと図24のようになる。(ただしxはタップ値〔%〕を示す。)