従って、電圧の位相が零又はπ(180゜)の時短絡が発生した相に最大の交流分短絡電流が流れることになる。
発電機が定格負荷を背負って運転している場合には、発電機の誘起電圧〔E〕は無負荷時の値よりも負荷電流による発電機の内部電圧降下分だけ高くなっているので、この場合の発電機の短絡電流計算においてはその時の誘起電圧の値を(式4)に代入して求めるべきであるが、IECではこの誘起電圧の値が不明の場合には(式5)で求めた無負荷時の短絡電流の値を1.1倍したものとしてよいとしている。
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