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3・4 永久磁石可動コイル形計器

3・4・1 直流電流計

(1) 原 理

 

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図3・1

 

図3・1において、可動コイルmにiなる電流が流れればNSの磁界内でトルク(回転力ともいう。)が生じて、コイルmに直結してある指針が電流の大小に応じてθ角だけ回転する。そして、うず巻きばねの制御トルクの力と釣合うが、この制動には、電磁制動法を用いている。今駆動トルクTdは磁界Hと電流iとに比例し、また、うず巻きばねの制御トルクTcは回転角θに比例するから次の式ができる。

 

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この式から、iは回転角θに比例するから、目盛板の目盛は平等目盛となる。制動装置は可動コイルmの巻枠に金属枠を用い、これとNSの作る磁界とを利用して電磁制動法となる。この原理をもった計器を、永久磁石可動コイル形といって直流電流計及び直流電圧計に応用される。

図3・1は、直流電流計の実態結線図で基本原理については既に述べたとおりi=Kθなる関係から、次に述べる分流器を用いて電流計に利用する。

 

(2) 分流器

 

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図3・2

 

図3・2は、その接続図である。

mは可動コイル、Rsはマンガニン抵抗でコイルに所定の動作電流を流すために接続された分流器である。Rは温度補償用のマンガニン抵抗で、これを吸収抵抗ともいう。

この電流計の目盛について考えよう。

 

 

 

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