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2・3・7 種 類

(1) 用途による分類

 

用途による分類を次に示す。

 

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注(1) 電子機器用変圧器は一般変圧器となんら異なるところはない。ただし、雑音障害を防止する目的で一次巻線と二次巻線の間に銅板を入れこれを外箱に完全に接地することにより静電遮へいを行う。

注(2) 計測用変圧器は単巻変圧器が主として用いられ俗称スライダックと称している。

 

(2) 相数による分類

 

(a) 単相変圧器

一台の変圧器で単相交流の変圧を行うものであるが、二台又は三台の組合せにより三相回路に用いられる。

(b) 三相変圧器

一台の変圧器で三相交流の変圧を行う。

 

(3) 鉄心構造による分類

 

鉄心に巻線を巻いた内鉄形(core type)、巻線に鉄心を巻いた形の外鉄形(shell type)、連続したけい素薄鋼板を巻いて外鉄形とした巻鉄心形(wound core type)がある。

内鉄形は鉄心の近くに低圧巻線を、その外側に高圧巻線を配置したものである。外鉄形は低圧巻線と高圧巻線を交互に重ねて、これを鉄心を巻くように配置したもので鉄心が巻線を機械的に保護する役目をする。

 

 

 

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