ここで、 I : 閉路電流又は遮断電流
Ie : 定格容量(電動機用の場合は、定格使用電圧における最大適用電動機の定格出力)に対する全負荷電流。
E : 閉路前の電圧
Ee : 定格使用電圧
Er : 回復電圧(開閉器の遮断直後に、引き続きその各種の両端子間にに現われる電圧)
cosθ : 回路力率(許容差は±0.05とする。)
注 : 閉路及び遮断の間の休止時間は定格容量に対応する電流値が100A以下のものは10秒、100Aを超過するものは30秒とする。
1・5・9 抵抗値の許容差
特に規定する場合を除いて、機器の巻線、抵抗体などの抵抗値の許容差は規定値又は標準値の±10〔%〕を目標とすること。また、特に温度を規定しない場合は、20〔℃〕における値とする。
1・5・10 発生騒音
機器の発生騒音はJISC1502(普通騒音計)による指示騒音計を使用しJISZ8731(騒音レベル測定方法)による数値で表す。
1・6 表示
機器及び部品には、銘板の代りに印刷、スタンプ、刻印など容易に消えない方法で次の表示をする。
(1) 品名、定格、製造年月、製造者名(又はその略号)
小形の機器、部品でも少なくともその種類を示す記号及び製造者名(又はその略号)を表示すること。
(2) 簡単な機器(例 : 区分電箱、電動機)を除いて、機器は接続図銘板を取付けること。
(3) 機器には必要に応じて、その用途(例 : 1号燃料油ポンプ)を示す銘板を取付けること。
(4) 配電盤、区分電盤、電路器具等は必要に応じて給電先を示す銘板を取付けること。