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2・10 磁気ひずみ現象

 

強い磁石に磁化される金属、すなわち鉄、コバルト、ニッケルなどを強磁性体というが、これらを磁化すれば、機械的にひずみをうける。逆に機械的にひずみを加えると、磁化の程度が変わる。このような現象を磁気ひずみという。したがって、交流で磁化すれば振動をおこし固有振動と一致すれば激しく振動することになる。

これを応用したものに磁わい(歪)式音響測深機や、発振回路の素子などがある。

 

2・11 磁気しやへい

 

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図2・21

 

電気計器のうち、外部からの磁界の影響をうけ指針に誤差を生ずるような場合には、図2・21に示すようにAの計器の外囲を、パーマロイ等のような強磁性体、即ち、透磁率μ(=μOμS)の大きい物質で包むことが有効である。なぜならば、図2・21のよう強磁性体が殆んど磁力線を吸収し、内部には磁力線が入らないからである。しかし、これでも不十分であれば中空を二重にすれば、いっそう有効である。このように強磁性体を使ってしやへいすることを磁気しゃへいという。

 

 

 

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