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第2章 人と海岸域とのかかわり

 

2-1 二丈町における都市民との関係

 

(1) レクリエーションの動向

1. レクリエーションの形態

1] 海洋レクリエーションの形態

二丈町は、九州の北部、福岡県と佐賀県の県境に位置し、北側を日本海玄界灘に面している。海岸線の特徴としては、弓なり状の砂浜と、岩場との繰り返しが続いている。また自動車または鉄道を交通手段として用いた場合、所要時間が1〜2時間圏内に、100万以上の人口を抱える福岡市をはじめとして、唐津市、佐賀市、佐世保市などの地方都市が隣接している。これらのような地理的な条件を背景に、二丈町では季節毎に様々な海洋レクリエーションが行われている。以下に二丈町内で、主に見られる海洋レクリエーションの形態を列挙する。

▽海水浴

深江海水浴場を中心に、大入、福吉、鹿家、そして姉子の浜で7月、8月頃を最盛として行われている。二丈町の砂浜は近辺の市町村の砂浜と比較して、基本的に遠浅で波も穏やかなので、小さな子供たちでも安心して利用することができる。砂の粒も比較的粗い方なので、それほど波打ち際が砂の巻き上げなどで濁ってしまうことがないので、透明度のいい海であると言える。また海の家が主催しているオプションなどを中心に、バーベキューなども行われている。

▽日光浴

日焼けなどを目的として訪れる人々も多く見かける。また日に焼けることは好まない人々でも、海の景観を見ることをや、波の音を聞くことなどを目的に訪れる人々もいる。またこのような趣向の人たちは、特定の砂浜を目的にして訪れている訳ではなく、玄海の海岸沿いにドライブをしていて偶然立ち寄ったというパターンも少なくない。

▽釣り

この玄海一帯は、日本の他の海岸と同じように、磯焼けなどによって海産物の減少が顕著に見られる。しかしそれでも比較的良質の磯資源や近海魚などに恵まれていると言える。このため磯釣り、投げ釣り、船釣りなどが盛んに行われている。

▽観光漁業(地引き網)

地引き網は、深江海岸の海の家の主催で、6月から11月の期間に行われている。獲れた魚は海の家で調理してもらい、食べることができる。

 

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地引き網(二丈町観光パンフより)

 

 

 

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