図4 州別にみた体重当たりのセシウム137体内線量の箱ひげ図。
(1995年1月から1996年4月までの検診結果による。州別は検診時住所)
3. 成績
1) セシウム137の体内放射線量3,4)
セシウム137体内放射線量測定の被検者約12万人を線量別にみると、ほぼ90%の被検者は100Bq/kg以下であり、地域別には体内線量の分布にある程度の差がみられたが、500Bq/kgを越す体内線量が測定された子供は、ブリヤンスクの1.3%を除けばいずれの地域も0.1-0.3%の低率であった(表3)。
図5 セシウム137の土壌汚染とセシウム137体内量の中央値との比較。
(1991年5月から1996年4月までの検診結果による。州別は検診時住所)
前ページ 目次へ 次ページ