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自治だより 平成12年3月号

(通巻NO.136)

 

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チャレンジ精神で切り拓く明日の岡山

 

石井 正弘(岡山県知事)

 

本年は西暦2000年という歴史的な節目にあたりますが、こういった時こそ、これまでの歴史を振り返り、長期的な視点に立って将来を展望し、自らの力で明るい未来を切り拓いていくことが必要であると考えています。

こうした中、岡山県では、全国に先駆けて未来を志向した行財政改革に取り組むとともに、「創造と共生」を基本理念とした「快適生活県おかやま」の実現に向けて、県民の皆様とともに歩み続けているところです。

また本年は、日本三名園の一つと言われる後楽園が築庭されてから300年を迎えることから、この後楽園が持つ歴史、文化や庭園美などの貴重な日本の伝統を次の世代に伝えていくため、「庭園のこころ・新世紀へ」をメインテーマに四季折々の多彩な記念イベントを1年間にわたって開催しております。狂言の和泉元彌さんを迎え多くの県民も参加した年末の力ウントダウンに始まり、貝合わせ、曲水の宴、流鏑馬、そして4月28・29日の中村勘九郎さんによる全国でも珍しい野外のかがり火歌舞伎、さらには9月11・12日の名月鑑賞会など、伝統の継承と未来に向けた新しい魅力の創造をしていきたいと考えています。

明るく元気で、魅力ある地域づくりを進めるために、何が今必要とされているのでしょうか。それには、何よりもまず「地域の良さ」をもう一度見つめ直してみることであると考えております。岡山県は、後楽園の他にも、素晴らしい地域資源を数多く持っていると自負しております。

 

 

 

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