日本財団 図書館


2 将来像の6つの柱の前提となる現況

 

(1) 農林業

平成8年の作物別農業粗生産額をみると、中球磨地域では米、工芸作物、畜産、加工農産物などの生産額が高く、特に葉たばこなどの工芸作物については、県内で有数の生産量となっている(図表2-12、2-13)。

中球磨地域でも全県的な傾向と同様に、就業者数、粗生産額ともに減少傾向にあるが、その中で中球磨地域の農業には下記のような特徴がみられる。

 

図表2-12 作物別農業粗生産額(平成9年)

021-1.gif

資料:農林水産省「生産農業所得推計」より作成

 

図表2-13 作物別県全体に占める構成比(図表2-12中)

021-2.gif

 

ア 農業基盤整備率は高い

中球磨地域は、昭和39年から昭和52年まで中球磨5か町村農業構造改善組合を設立し、耕地の面積を30aに区画整理し、県下他地域よりいち早く基盤整備に着手したため、水田、畑を合わせた農業基盤整備率は、非常に高く(中球磨計93%)、県の平均59%、球磨郡平均80%よりもかなり高い(図表2-14)。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION