(3) 用地創出のあり方
これまでに検討した構成施設及び規模を備えた新たな公共ふ頭の整備実現方式としては、図表1-47に示す平成10年度調査による検討成果を踏まえると、埋立工法とともに浮体工法も選択肢として考えられる。
また、「2.高次の広域機能に関連する施設の規模の想定」において示したように、大規模地震災害時には、救命・救助、医療救護、避難支援、緊急物資搬送、復旧・復興支援などの多様な活動を支える拠点としての役割が港湾地区に求められる。呉港が災害時に要請される物流・人流のトータルな役割を担う港湾防災拠点として機能するためには、内部空間確保性などの観点からメガフロートの導入が有効であると考えられる。