2 白浜町内経済活動の特徴
(1) 白浜町の人口、世帯数、年齢別人口の推移
図表1-3に示すように、昭和30年代には、10年間で34.5%もの人口が増加するという爆発的な人口増を経験した本町であったが、昭和40年以降は急激な変化も一段落した。その後、昭和50年から60年の間は人口が減少傾向に転換したが、60年調査時点から再び増加に転じ、平成7年の人口は19,731人であった。昭和40年との人口の差はわずか5人で、途中の変動はあったものの、結局30年間かけてもとの人口水準にもどる形となった。
つぎに年齢別にみてみると、65歳以上の人口は平成7年に3,944人で、昭和40年から2.7倍で2,500人も増えている。逆に、14歳以下の年少人口は、4,555人から1,500人も減少したため、平成7年には、3,000人程度となってしまった。この結果、65歳以上の高齢者の割合は、7.5%から大幅に増加し、20.0%に達した。一方、昭和40年には4人に1人いた年少者は、平成7年には6人に1人にも満たない水準に低下した。
平成7年の世帯数は7,810世帯で、昭和40年と比較すると2,746世帯(54.2%)もの大幅な増加である。人口がほぼ停滞する中で、世帯数が著しく増加しているため、世帯を構成する家族の人数は3.9人から2.5人へと減少している。