・ベース図は「北摂池田−町並調査報告書−」池田市教育委員会(昭和53〜54年)
・平成11年7月16日の現地調査により、建物外観から判断した。
×;平成11年7月16日時点で建替・滅失が確認された建物
●池田市での民家(現存する江戸期の建築)の特徴
1]ツシ2階建(前面はほとんどが改修されている)、虫籠窓
2]本瓦葺‥‥一部桟瓦葺に変わっている
3]塗壁造‥‥しっくいの剥落が激しく(特に妻壁)杉板・鉄板等で保護しているが、崩落・いたみが目立つ
●現地調査の印象
1]全体的に古い建物群としてのまとまりに乏しい(他の伝建地区(EX.富田林、今井町、竹原、柳井、高山など)と比べて)
2]現状では商店街も寂れ、観光的要素はない
3]街路パターンには江戸期の特徴がよく残っている。