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第2章 歴史・文化資源の現状

 

1 歴史・文化資源の類型区分

 

本市は五月山や猪名川などの自然環境に恵まれ、その風土を大切に守り育ててきた。このような自然系資源に加え、地域の交通・経済の要衝であった本調査対象地域には数多くの歴史・文化資源が分布している。

ここでは、「歴史・文化資源」を「歴史的、空間的に貯えられた建物や文化・芸術または人的な財産」ととらえ、以下のように区分した。なお、具体的資源及びその内容については、史実的には不明確なものであっても語り継がれ定着している場合、あるいは興味深く魅力が感じられる場合は、広く対象として取り上げている。

 

1] ハード的資源

建築物や生活基盤となる施設や植物及び遺跡や工作物など、空間の中に様々な形として捉えられることができる資源を対象とする。また、現存しないものの、歴史的に重要な建築物も一部含んでいる。

 

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