■造成・基盤整備費+インターチェンジ改良費
約39〜52億円(1.5〜2万円/m2)+12億円=51〜64億円
■土地売却費
121億円〜182億円
これについてもマクロな試算ではあるが、進出企業がみつかればインターチェンジの改良費を負担しても十分に成り立つ事業と推察される。
(6) 交通処理への対応
集客施設を導入した場合、道路や上下水道等の供給処理施設が問題となるが、供給処理については先に検討したように基本的には対応できるものと思われるので、ここでは交通処理について検討を加えるものとする。
ア インターチェンジの改良について
現在のインターチェンジは、次のような問題点を有している。
1] 東京方面からのインターチェンジへ降りてくる路線と、四街道から成田方面へ乗る路線が交錯している。
2] インターチェンジを降りてから料金所までの区間が短く、さらに、料金所から県道までのアクセス区間も短いため、交通集中時には本線にまで影響がでる。
このような状況下において、インターチェンジ周辺にショッピングセンター等の集客施設を導入した場合は、さらに交通渋滞をまねき、インターチェンジの機能がますます低下してくることが予想される。
そこで、本調査研究においては、次のようなIC改良プランを提示するものである。
● 高速道路下をカルバート方式で拡張し、東京からの車線の降りるルートと、成田方面へ乗るルートをそれぞれ独立的に確保する。
● 料金徴収所の位置を移設し(約200mほど)、料金徴収所からインターまでの距離を長くし、交通流のスムーズな流れと、成田方面への路線の上り勾配を確保する。
● 工事費については概ね次のオーダーと試算される。
○カルバート工法によるトンネル工事:9億円
○用地取得費:3億円