・ 日本提案として提出した、NOx Technical Codeに関する文書(MEPC43/10/4)(fa factorを含む変更)について、fa factorを変更することについては、急を要する問題であると主張したが、今回の会議では審議されず、次回開催のMEPC44に回すこととなった。
(2)IMO第44回海洋環境保護委員会(MEPC44)
場 所 ロンドン
期 間 平成12年 3月5日〜3月15日
出席者 ヤンマーディーゼル(株) 四方光夫
議事内容の要約
・ 前回会合の決定に基づき、MEPC43/10/3を審議。全項目とも日本の提案は正当なものであることが認められた。また、同時にMEPC41のWP5にて合意されたNOx technical code 4.3.10.6と4.4.7の語彙修正も正式に認められた。
IMO事務局により正規の修正手続きがとられる。
・ 前回会合に提出されたMEPC43/10/4のうち、fa factorについては新たに日本より提出したMEPC44/11/3の文書により検討され、提案どおりNOx technical code 5.2.1の「試験の有効性」の条項の文末に「状況によりfaを0.93から1.07にする」とする文章の追加が認められた。
本件については急を要する問題であることが確認され、この提案内容を各主官庁が附属書VIの発効前であっても適用することを促すMEPC Circ.が発行されることになった。
・ MEPC43/10/4のその他の項目については、現在審議されているIS08178-2の改訂2版と整合しない部分は今回は検討しないことにしたが、他の部分は提案どおり認められ、IMO事務局により正規の修正手続きがとられることになった。