2-3-2 関東地区の舶用工業の現状
関東地区の舶用工業の関連事業所は、東京湾を囲んだ神奈川県、東京都、千葉県に多く集積し、埼玉県等の内陸県にも広く点在している。
事業所の業種は多岐に亘っており、ほぼ船舶に搭載するためのすべての舶用製品を生産している。
また、事業所の規模は、大手から小規模の企業まで業種によって様々であるが、中小企業の事業者が比較的多く、小規模な事業所が約半数を占める。
以下に、関東地区舶用工業の関連事業者の概要を取りまとめた。
(1) 事業所の状況及び事業者数
関東地区の舶用工業関係事業所数は、平成10年末現在209社、227事業所となっている。
また、資本金1億円以下の中小事業者は、129社・132事業所で全体の58.1%を占めている。そのうち従業員50人以下の小規模の事業所は105事業所(全体の46.3%)である。