注)表中の造船業は舶用関連事業に係わる事業所
(3) 舶用工業製品の生産実績
平成10年の全国舶用工業製品の生産額は、前年に引き続き外航船の新造船建造需要により、前年とほぼ同額の8,701億円(対前年比100.7%)であった。
品目別に見ると、舶用内燃機関が33.8%と最も大きな割合を占めており、次いで、部分品・付属品(ディーゼル機関の部分品・付属品等)が21.9%、ぎ装品(弁、救命・消防機器等)が13.3%、舶用補助機械(発電機、ポンプ等)が9.4%となっている。
舶用内燃機関の生産額は、平成元年以降増加傾向にあったが、平成8年は減少に転じ、9・10年は増加傾向を回復した。これは、船外機の生産が9年に30.9%、10年には21.0%前年を上回ったことによる。