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図4-24 サービス適用空域の拡大

 

ランニングコストの発生要素のうちネットワークに起因するものは、空地通信料金および地上回線料金の2つである。空地通信料金については、今後の需要の拡大による通信単価の低下が期待される。地上回線についても近年の目覚ましい通信技術の発達および需要の拡大により料金の低下が起こっており、今後もその傾向が続くものと考えられるが、各運航者への専用回線の引き込みは、データ転送量の少ない小型機運航支援用の通信に適していない場合が多い。将来システムにおけるネットワークに対しては、ランニングコスト抑制のため、運航者間地上回線に対するパケット型通信サービスの適用についても検討していく必要があると考えられる。

なおネットワークについても、利用者間での共有化を図ることにより、ランニングコストの抑制が可能となると考えられる。小型機運航支援システムのネットワーク構築にあたっては、それらの実現が可能となる将来のATNを視野に入れた上で、適用する通信サービスの検討を行っていく必要がある。

 

 

 

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