2.3 試験計画
2.3.1 試験目的
飛行評価試験は、地上オペレータ室に設置した「地上評価装置」と試験用ヘリコプタに搭載した「機上評価装置」との間で昨年度までに調査・検討した「空地データリンク・アプリケーション」を試験運用することで、将来の地上支援システムに必要な各種機能への指針をとりまとめることを目的とする。
即ち、将来の衛星通信インフラ環境への過渡期であることを踏まえた上で、現状国内で唯一利用可能なデータ通信インフラであるVHFデータ通信(ACARS1)の上では、小型機運航に対してどの程度のサービスが提供可能なのかを定量的/定性的に明らかにする。
2.3.2 試験種別
飛行評価試験はVHFデータ通信の特性把握と各データリンク・アプリケーションの仕様確認を目的とした飛行評価試験Iと、各アプリケーション仕様の評価する飛行評価試験IIに分けられる。