(1)地上評価装置
MICOS端末から入手した気象画像情報(レーダーエコー強度)を適切な形式で表示・保存する(図2.2-8)とともに、加工した気象画像データを機上側へ送信する(図2.2-9)。機上評価装置に対する送信は、地上側のオペレーションによる手動送信およびMICOS側のデータ更新に応じた自動送信の両方が可能である。さらに過去の気象画像情報を提供する機能も有する。
(2)機上評価装置
地上評価装置からの気象画像情報メッセージを受信し、受信時刻とともに機上評価装置内に保存する。その後、入手した気象画像情報メッセージに対して適当なデータ処理を行って気象画像データを復元し、データ表示部のGPSマップディスプレイ上に重畳表示する(図2.2-10)。なお画像表示の際は、パイロットが気象の時間的変化を把握できるよう、過去1の画像データから連続的に切り替え表示が可能である(図2.2-11)。
1機上評価装置のメモリ上の問題から、表示可能な過去の画像情報は2回分とした。