3.7.3.2.4 タイマTL4(ポーリング間隔)
タイマTL4は、2つの連続するポーリング受信の間に経過する最大MACサイクル数を表すものとする。このタイマの満了時、その旨を上位層に通知するものとする。
3.7.3.2.5 パラメータWE(網加入再送信遅延値)
パラメータWEは、機上無線機が網加入要求メッセージの再送信を試みる前に待たなければならないMACサイクル数を規定する。
3.7.3.3 ID交換(XID)パラメータ・フォーマット
CTRL_CMDフレーム及びCTRL_RSPフレームのユーザ・データ・フィールドは、ISO 8885に定義のとおりに符号化し、3.7.3.3.1項〜3.7.3.3.5項に示すパラメータのみを含むものとする。XIDパラメータを持つCTRLフレームは、V/D(データ)バーストを使用して転送されるものとする。このパラメータ内部には以下のような命令が含まれている。
a) 各パラメータ値内のビットの順番は、添字数字により示すものとする。ビット1は、最下位ビットを示す。
b) ビットはオクテット単位で送信するものとし、パラメータIDで始まり、また、各オクテット内部では(表に示すように)最右端のビットを最初に送信するものとする。
注)XIDパラメータは、DLSサブレイヤのCTRLフレームから抽出されてLMEに送信される。
3.7.3.3.1 パブリック・パラメータ
3.7.3.3.1.1 一般的パブリック・パラメータ
一般的パブリック・パラメータのXID情報フィールドは、ISO 8885に定義のように符号化し、更にプライベート・パラメータのデータリンク層サブフィールドもISO 8885に定義のように符号化するものとする。そのフォーマットIDである16進値82を(3.4.2.2項により)使用して、ISO 8885内に識別されたパブリック・パラメータ・リストを特定する。VDLは、16進値80のパブリック・パラメータ・グループIDを使用して、パブリック・パラメータの折衝を指示するものとする。パブリック・パラメータセットIDは、他のパブリック・パラメータが含まれている場合はCTRLフレーム内に導入するものとし、他のパブリック・パラメータが含まれていない場合はCTRLフレーム内に導入してはならない。