S2*-as follows:
000 001 101 100 110 010 111 100 010 011 101 000 111 000 011 001
機上局のTDMAタイミングを確立するために、地上局Mバーストアップリンクである、このUWを検出する。
S2-as follows:
000 111 011 010 000 100 001 010 100 101 011 110 001 110 101 111
S1-as follows:
000 111 001 001 010 110 000 011 100 110 011 111 010 101 100 101
S1*-as follows:
000 001 111 111 100 000 110 101 010 000 101 001 100 011 010 011
4.3.5 相関処理の短縮
VDLモード3では、4つの異なったUWを識別し、尚かつMバーストとV/Dバースト間の受信タイミングが小さいため、UW相関処理時間を短縮させるために、いくつか工夫を施した。
(1) UW種別専用相関器
相関器を2つ設けそれぞれ、S1、S2専用のUWを処理させた。
(2) デコードデータ出力速度の高速化
復調データの出力は、バスラインを使用し、更にDMA転送により、FIFOに直接出力しているため、DSPの処理負荷を軽減した。
(3) デコードデータ出力の簡略化
通常復調データ出力は、UWの識別のためUWコードとシステムデータまたはユーザデータをTDMA制御部に出力する。(図4.3.5-1参照)しかし、Mバーストの場合では、UWコードと、システムデータが同じ16シンボルとなり、デコードデータに占めるUWコードの割合が非常に大きく、このままTDMA制御部にデータを出力すると、変復調部、TDMA制御部ともに処理負荷が大きくなることが予想される。このため、本試作では、UWの種別をステータス情報としてTDMA制御部に通知し、デコードデータは、システムデータまたはユーザデータのみとしている。(図4.3.5-2参照)