(3)セキュリティ対策とネットワークレベル
セキュリティ対策のうち、技術的な対策についてはその施策を講じる対象となるネットワーク層(レイヤー)と大きなかかわりがある。
例えば、OSIの7階層の物理層やデータリンク層では、ケーブルから直接経路上のデータを盗聴したり、信号を挿入するなどの行為に対する対策が必要となる。コンピュータ間の通信の層で、あるネットワーク層では、あるコンピュータやネットワークからのアクセスだけ特別な制御を行うなどの対策をファイアウォールなどを介して講じることができる。
また、最も上位のアプリケーション層では、個別のアプリケーション(Webやメールなど)に対するアクセス制御や、ウイルスの検知などの対策を講じることができる。